システム管理者のためのBookCafe

Vol.21 不格好経営 ―チームDeNAの挑戦―

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
モチベーションの源泉が違う多様な人々が「こと」に向かって喜びを共有する。
内容紹介
Akiko’s Review

モチベーションの源泉が違う多様な人々が「こと」に向かって喜びを共有する。

アベノミクスの成長戦略の1つでもある「女性活躍推進」。

Vol.18でもご紹介したシェリル・サンドバーグ氏と同様、南場智子氏も企業のトップで活躍する女性の1人。
今年7月に行われた「Global Women’s Leadership Summit」では注目のお二人が講演されるということで、私も足を運びました。

講演の中でも著書の中でも共通して語られた、
「女性云々ではなく、一人ひとり多様な方がチームの強さを生み出す」
「『人』ではなく『こと』に向かう」
という考えは、なんとなく誰もが抱く職場でのモヤモヤとした悩みをリセットし、
清々しい気持ちで仕事に取り組めるヒントを与えてくれると思います。

 

内容紹介

「不格好経営 ―チームDeNAの挑戦―」 南場智子/著
日本経済新聞出版社


「経営とは、こんなにも不格好なものか。だけどそのぶん、おもしろい。最高に」―。
なにもそこまで全部やらかさなくてもという失敗のフルコース、悪戦苦闘の連続を、創業者が初めて明らかにする。

 

Akiko’s Review

外資系企業の敏腕コンサルタントから経営者となった南場氏
コンサルタント時代、DeNA時代、共通して彼女が成功を勝ち取る方法は
「ことに向かう」事でした。
組織の中で同僚、またはお客様など、複数の人々と共に働いていると、
どうしても「人」を基準に心を動かされて悩んだり苦しんだりしてしまいがちです。


まずチームの目標は何なのか、自分は何を目指すのか、そのために仲間とどう動けばよいのか、という基本を常に持つことです。
それが、モチベーションの源泉が異なる人達が集まって構成されたチームを強くし、
また、同時に個人の達成感にも繋がり、結果的にプラスとなって「人」に返るのだと思いました。


南場氏ご自身の失敗やDeNAの仲間を通して企業が成長してゆく様は、
時にコミカルに、時にシリアスに描かれており、普段ビジネス書などを読まない方にとっても、読み物として大変楽しめる一冊だと思います。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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