システム管理者のためのBookCafe

Vol.94 パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上に答えが見つかる思考法

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
ryo’s Review

時代の変化は目まぐるしく昔に比べ、ビジネスや働き方、ライフスタイルは大きく変わりました。その変化に取り残されないためにも物事の捉え方や発想を柔軟にしていく必要があると日々感じており、タイトルにインパクトがある本書を手にしました。

 

内容紹介

 

パン屋ではおにぎりを売れ
想像以上に答えが見つかる思考法

柿内 尚文 (かきうち たかふみ)著

 

企画した本1000万部突破! ベストセラー編集者、初の著書!
仕事にも、人間関係にも、恋愛にも、お金のことも、家族のことにも使える!
「想像以上の答えが見つかる思考法」

 

株式会社かんき出版 紹介文抜粋)

 

ryo’s Review

「男子校に通う高校生の男の子がいます。(中略)どうしたら彼は女の子の友だちをつくることができるのでしょうか。」という問題から始まる本書。物事の考え方がケースごとにまとまっており、非常に読みやすく、まさに考え方を考えさせられる一冊となります。

 まず本書内では「考える」とは「目的を達成するために考えること」と定義をしています。「考える」の基本は「広げる」と「深める」こと。「考える」と「思う」は別物。考えるには「論理的に考える」と「非論理的に考える」の2つがある。このフレーズを聞いただけでもドキッとする方もいるかと思いますが、私も読み進めていく中で、自らの考え方が如何に浅かったのか、上司に「一生懸命考えました!」と高らかにいったあの出来事。実は一生懸命考えたのではなく、思っていただけなのかもしれない。と後悔の念が押し寄せてきました。おそらくこのレビューを見て本書を手にされた方、また読んだことがある方も同じ気持ちになったのではないのでしょうか。ただ、安心してください。本書はそんな方(私)にも救いの手を分かりやすく差し伸べてくれます。
 本書の中では考えを深める技術、考えを広げる技術としてそれぞれ6つの方法を提示しています。どれもシチュエーションを明確にしており、自分の状況にあった考え方を学ぶことが可能です。馴染み深いシチュエーションから思考法の説明に入るため、頭にも入ってきやすく「今後はこういった考え方をしてみよう!」という気持ちにさせてくれます。

 本書を読み進めていくうちに驚きましたが、人は無意識に1日6万回思考するそうです。その6万回の思考のうち、本書に書かれていることを何回活かすことが出来るのか、まだまだ未知数ですが本書は何度も自分自身の振り返りとして読み直すことを推奨されています。自身の経験や生き方、考え方は年々強くなっていく一方だと改めて振り返ると感じる方もいらっしゃるかと思いますが、そういった方にこそリラックスしながら読んでいただき、1日6万回思考する人生を少しでもより良いものにしていただければと感じながら本レビューの結びとさせていただきます。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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