システム管理者のためのBookCafe

Vol.113 整える習慣

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
NS’s Review
端的にまとまっていて、読みやすい本だなと思い手に取りました。コロナ禍により、
ここ数年で環境が変わりましたが、身の回りの整え方を再度気づかせてくれる内容になっています。

 

内容紹介

 

 

整える習慣

小林 弘幸(著)
 
 

自律神経研究第一人者の医師が、
自律神経と上手につき合う108の行動術を伝授。

コロナ禍により、知らず知らずのうち、
私たちの心と身体は大きなダメージを受けています。
そこで大事になるのが、
自律神経を整える毎日のちょっとした積み重ね。

・窮屈な服や靴を選ばない
・鞄の中を整理する
・ゆっくり話す
・ミスはその場でメモする
・次にする「一個」を決める

……身の回り、時間、人間関係の整え方から、
食生活、心身、メンタルの整え方まで。
今日からできるアドバイス満載!

※本書は『一流の人をつくる 整える習慣』(KADOKAWA/2015年5月)を文庫化にあたって70頁超の大幅加筆、再構成、改題したものです。


 

NS’s Review

昨今の状況を踏まえて、リモートワークが主流になり、昔に比べてワークスタイルに変化が起きています。現状でも生産性が高い仕事を進めるには、何か良い方法がないかと思い、この本を手に取りました。

「整える習慣」という題名の通り、仕事、スポーツ、日常生活において、自分のパフォーマンスをあげる、良い状態を保つことは大事だと思います。
最近、ゴルフを始めてスコアはまだまだですが、自分の良い状態をイメージして、行動する点は、色々なことに共通する部分だと感じます。

特に印象に残った点は、以下の3点です。
① 欲しい情報は「ひと目でわかる状態」にする
② 忙しいときほど「ゆっくり、丁寧に」やる
③ 「こうする」と一度決めたら悩まない

① に関しては、家の片づけ、車の中、自分が仕事で使うPCのフォルダ構成など、
身近にあるものが思い浮かびます。私はどちらかというと、シンプルな構成を好むので、「ひと目でわかる状態」にすることを心掛け、結果的にそれが他人に対する配慮につながると感じました。

② に関しては、特に仕事上のトラブル対応が思い浮かびます。
ITの仕事をしている場合、毎日うまくいくこと、何も問題が起きないことはなく、日々確認作業を行い、チームで連携して仕事を進めます。
突発対応をする時、忙しい時、苦しい時こそ、人間性が出て、それが評価にもつながるので、忙しいときほど「ゆっくり、丁寧に」を実行できればと思います。
これは私だけではなく、チームのメンバーにも伝えたい内容です。

最後に③ですが、私は10年以上IT業界で仕事をしているので、プロジェクト管理を任されることが多いのですが、特に難しいのが、人の判断が必要な時です。
自分の判断が正しかったか、間違っていたかなど、後で振り返ることが日課であり、お客様のために、上司、部下のためになど、自分が決めたことを貫ける人は能力があるなと感じます。
私も自分の判断に自信が持てるように、日頃から準備をして、良い判断ができるような心構えを持とうと考えます。
そのために、自律神経を整える毎日のちょっとした積み重ねが大事だと気付きました。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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