システム管理者のためのBookCafe

Vol.116　人生は28歳までに決まる！

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか？

目次
内容紹介
T’s Review
社会人3年目で、今後のキャリアプラン、ライフプランを考えるようになり
28歳の年齢が近いことから気になり手に取った一冊です。

 

内容紹介

 

 

人生は28歳までに決まる！

長倉　顕太（著）
　

「周りの20代よりも出遅れている気がする」
「何もできないまま30代になりそうで、焦っている」
この本は、そんなあなたに向けて書いている。

28歳は、人生やキャリアの転機となる年齢だ。
人生を変えたければ、28歳までに「きっかけ」をつかんでほしい。
そして、「きっかけ」をつかむ方法について書いたのが本書だ。
実践すれば、間違いなく30代を楽しめるようになるだろう。


（イースト・プレス 紹介ページ）

 

T’s Review

本書は30歳までの方向けの自己啓発となっており、「やりたいことを探している」「何もできないまま30代になりそうで焦っている」方向けの本です。本書の冒頭にも記載されておりますが、「すでに結婚している方」「人生を変えたいと思っていない方」には適しておらず、読み手を限定することで、その層に深く提唱する内容となっております。

20代の若者たちの中にはやりたいことが明確になっておらず、ただ日々を過ごしている方も多くいると思います。私もその一人でしたがこの本を読み少し考え方が変わり、思考する時間が増えたように感じます。
事象→背景→原因→解決の順で読み進めることができるので内容は理解しやすく、また、自身に当てはまることが多いため自然と自身と重ね、想像しながら読み進めていくことができます。

前半では「やりたいことがない人の生き方」、「分かっていても行動に起こせない理由」について書かれ、熱中できるものを見つけるためには視野を広げ新しいことに挑戦、といったありきたりな内容ではあるものの、その必要性について語られています。
私も以前、自己分析や性格診断テストのようなことからやりたいことを探していくことを実施していましたが、結局やりたいことは見つかりませんでした。
当時はなぜ見つからなかったのかが分かりませんでしたが、本書で理由がわかりました。

後半では「習慣のつくり方」、「これからの働き方」について書かれ、結局のところ人を変えるのは習慣であることから、学ぶ習慣を身に着けるためにまずは1日のスケジュールから見直し、空白の時間をつくるところから始めることで、習慣の基礎をつくっていくことの重要性が語られています。
具体的なアクションについても語られているため、なにをすれば良いか分からない場合は例を参考に習慣づけていくのも良いではないでしょうか。

やりたいこと、目指したい方向性は人それぞれのため、習慣から人生を豊かにするためには何が必要であるかを考えさせる点が、読み手に1番伝えたいポイントではないかと思います。

■誰かに従うだけの人生をやめて、自分の人生を取り戻そう
本書1冊で人生が大きく変わることはないかもしれませんが、考え方や日々の生活を変えていくきっかけになる内容となっており、20代でこれからの人生に不安を持っている方にはおすすめできる本となっております。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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