システム管理者のためのBookCafe

Vol.121 瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
NS’s Review

 最近、Web会議が増えて、その場で正しい回答を求められることが多く、実務で役に立つテクニックを学べると思い、この本を手に取りました。

 

内容紹介

 

 

瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。

荒木俊哉 著
 

●「仕事ができる人」とは、「瞬時に言語化できる人」

「言いたいことが、うまく言葉にできない……」
と悩む人が多い。

例えば、
・【会議】「どう思う?」と聞かれても、うまく答えられない……。
・【面接】その会社への「思い」を、うまく言葉にできない……。
・【企画書】「ぼんやりとしたイメージ」はあるのに、いい言葉が思いつかない……。

本書は、そんな「思いをうまく言葉にできない……」
と悩むビジネスパーソンに向けて、
「言語化力」を鍛えるメソッドを伝えるものだ。

そのメソッドとは、
「頭に思いついたこと」を
A4一枚の「メモ」に次々と書いていくだけの
非常にシンプルなトレーニング。

ただし、「1枚2分」の短い制限時間内で「素早く」書く。
1日3枚で終わらせる。
この「言語化力トレーニング」を毎日の習慣にする。

すると、いつでも必要なときに、必要な言葉が、
「瞬時に」出てくるようになる――。

そんな「瞬時に言語化できる」世界へと、あなたをお連れしよう。

 

NS’s Review

 昨今の情勢を踏まえて、必要に応じて出社される方もいますが、私の会社もリモートワークが主流になり、Web会議のみで仕事が進む機会が増えてきました。
Web会議は非常に便利ですが、その場で回答を求められることが多く、決断を要する場面があります。質問をしてくれた相手のために、具体的な情報を用いて、正しい回答をできれば良いのですが、あいまいな回答をしてしまうこともあると思います。
そういう局面で力を発揮できるように、この本を読んで以下のポイントが参考になりました。

1. 言葉が人に刺さるかは、何を言うかで決まる
 自分の意見を伝える手段ももちろん大事ですが、何を言うかがその結果を決めます。普段から、相手にうまく伝わるように準備をして、大事な場面で何を言うか、何を伝えたいかを決めておくと良いと思います。
情報が過多な今の時代だからこそ、入念な準備をして、自分の言葉が相手にうまく刺さるように、仕事を進められれば、自分も成長できると感じました。

2. 言語化力は誰もが磨くことができる
 この本の中では、トレーニングを積めば、誰でも言語化力がつき、日々の仕事でも役に立つと書いてあります。普段の生活から無意識で感じていることを意識して言語に落とし込み、言語化力を鍛えれば、大事な場面で瞬時に発言ができるかもしれません。この本から得たヒントを元に、日常から意識してみようと思いました。

3. メモがビジネスを前に推し進めてくれる
 私も普段、大事なポイント、些細なことでも良いので、メモを取る癖をつけています。
自分の頭の中にある情報をうまくメモに書いて、形式知化すると、関係者への情報共有につながり、その次のステップに進める流れとなります。新入社員の頃から、当たり前に続けてきたことが大事なのだとあらためて気づかされました。

 今の時代は便利な仕組みがたくさんあるので、「Web会議」「SNS」「資料作成」時など、自分たちが一番伝えたいポイントを意識して、言語化力を磨いていけば、良い結果が得られると思います。興味がある方は、ぜひご一読ください。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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