新たな可能性を見出す、AIとヒト、サービスマネジメントの共存

2024年7月10日(水)に第18回「システム管理者感謝の日イベント」を開催、今年度は「新たな可能性を見出す、AIとヒト、サービスマネジメントの共存」をタイトルに据え、ハイブリッド形式(会場来場型・オンライン視聴型)で行われました。今回は、サービスマネージャーがこのAI時代に何をすべきか、どのように価値を高めてサービスを提供し続けるのかを考えるキッカケをご紹介いたしました。

 

目次
動画掲載
開会の挨拶
基調講演 経営アジェンダ化する生成AI:管理から投資へのステップアップ
特別講演 デジタル変革と連動して共存する人財の育成戦略とは
特別講演 「ITSM/ITサービスマネジメント」で、ヒトが企業の未来を切り開く
システム管理者アワード
閉会の挨拶
最後に、事務局から皆様へ

動画掲載

感謝の日イベントについてアーカイブ動画を公開します。ご参加いただくことができなかった方はぜひご覧ください。

【アーカイブ動画はこちら↓↓】
第18回システム管理者の会 感謝の日イベント  新たな可能性を見出す、AIとヒト、サービスマネジメントの共存

 

開会の挨拶

今年で第18回を迎えるシステム管理者感謝の日イベントは、システム管理者の会 推進委員 代表であるNTTコムウェア株式会社の今里 亘代表による開会の挨拶から始まりました。

今里 代表は、日経ホールでの開催とオンライン配信のハイブリッド開催していることを述べた後、システム管理者感謝の日についての説明やシステム管理者の会の主な活動内容の紹介をしました。その中では、弊会のコンセプトを刷新したことも紹介しました。

【2024年からのコンセプト】
システム管理者の会は、
ITサービスマネジメントの理解を促進し、認知度を向上させるためのコミュニティを運営します。この活動を通じて、優れたサービスを追求するプロフェッショナル人材の育成に寄与することで、デジタル社会の持続的な発展に貢献します。

「ITサービスマネジメント」については、
「ビジネスにおけるITサービスの重要性を理解し、ユーザの目線やニーズを捉えて、ITサービスの品質管理・向上および効率化に取り組む活動」と定義しました。

開会挨拶の終盤では、今回のイベントの各セッションの見どころについて紹介と本イベントの趣旨である「システム管理者感謝の日」の理念と活動を推進する「システム管理者アワード」年間表彰についても紹介いただきイベントが開幕しました。

写真:NTTコムウェア株式会社 今里 亘 代表

 

基調講演
経営アジェンダ化する生成AI:管理から投資へのステップアップ

まず、株式会社グラファーの石井様から、最新AI活用実態の紹介と事例紹介ということで国分グループ本社様の取り組みを交えながらご講演いただきました。

生成AIを用いて業務を効率化させようしているが、上手くいっている会社とそうでない会社があることが冒頭に述べられていました。

今後は生成AIを用いて、経営が取り組むべきアジェンダや課題になる日が近いということも仰り、生成AIを使うことは「人間の欲望」を具現化させる1つのツールであると明言されたことには驚きました。

テクノロジーを利用しつつも、利用する人そのものもブラッシュアップさせないといけないということも、とても参考になる講演でした。

写真:株式会社グラファー 代表取締役  石井 大地 様

 

特別講演1
デジタル変革と連動して共存する人財の育成戦略とは

次に、日揮ホールディングス株式会社の花田様から、人財育成や人事戦略とデジタル戦略の融合ということで日揮ホールディングス様の取り組みを交えながらご講演いただきました。

企業として成長を図ることは必然であり、どのような戦略で取り組むのかを冒頭に述べられていました。

デジタル社会ということもあり、経営戦略を組み立てるにはデジタル戦略と人事戦略が今後は重要になってくる、どのように自社で実践したのかということをご紹介いただきました。人事DBのデータ活用をしているというお話には驚きました。

個人のスキルアップだけでなく、企業としてのタレントマネジメント力が今後のカギになるということ、とても参考になる講演となりました。

写真:
日揮ホールディングス株式会社 専務執行役員 CHRO  花田 琢也 様

 

特別講演2
「ITSM/ITサービスマネジメント」で、ヒトが企業の未来を切り開く

最後に株式会社ユニリタ、株式会社ビーエスピーソリューションズの藤原様から、 ITSMをビジネス拡大に活用するための考え方や事例をご講演いただきました。

モノからコトへとビジネスモデルが進化する中で、システム管理者の持つ知見は、企業の事業課題である、「デジタルビジネス/ITサービス」の拡大においても必要不可欠であることを冒頭に述べられていました。

デジタル化が進み、事業を加速化させるにはITが欠かせない存在になりました。ITを有効に作用させるためにITサービスマネジメントのフレームワークも重要性が高まっており、情報システム部門だけでなく事業部門でも求められてくるという内容で、とても参考になる講演となりました。

写真:株式会社ユニリタ 取締役 専務執行役員 サービスマネジメント本部 本部長
兼)株式会社ビーエスピーソリューションズ 代表取締役社長  藤原 達哉 様

 

第7回 システム管理者アワード

講演に続き、今回で記念すべき7度目の開催となる「システム管理者アワード」の表彰を行いました。「システム管理者アワード」は、システム管理者の会の理念に共感いただき、その活動を実践している企業もしくは 個人を対象に当会から表彰を行っております。
7回目となるシステム管理者アワードの活動紹介では、5社様が表彰されました。NSW株式会社様、株式会社富士通ラーニングメディア様、レノボ・ジャパン合同会社様の3社様にご登壇いただきました。

「NSW株式会社」様
「株式会社富士通ラーニングメディア」様
「レノボ・ジャパン合同会社」様
「株式会社インフォテクノ朝日」様
「株式会社オカムラ」様
そのうち以下の3社様にご登壇いただきました

 

NSW株式会社は、運用サービス改善活動としてPDCAサイクルを回し半期に一度、その活動の定性/定量の両面での結果を踏まえた表彰式を実施しています。
テクノロジー導入により人の役割が変化するが、運用品質の維持・向上のためにも本取り組みは継続していきたいというお話しされました。

※本取り組みをご参考にされたい方は、システム管理者の会ポータルサイト「シス管アワード表彰(NSW株式会社様)」をご覧ください。

写真: NSW株式会社 小林様、西迫様

 

株式会社富士通ラーニングメディア様は、2006年から「社内のコミュニケーション活性化」や「お客様起点や品質向上に対する意識・感性の豊かさ作りのため」を目的として、17年以上、取り組まれている「サンクスカード」を実施されています。
初期は紙を用いて実施をしていましたが、より使いやすくするため、現在はデジタル化をし、電子版サンクスカードを用いて、取り組みを継続しています。

※本取り組みをご参考にされたい方は、システム管理者の会ポータルサイト「シス管アワード表彰(株式会社富士通ラーニングメディア様)」をご覧ください。

 

写真:株式会社富士通ラーニングメディア 平松様、眞子様

 

レノボ・ジャパン合同会社様は、社内でビジネスを支えている方々にスポットライトを当てる独自のアワード「ハートフルアワード」と「情報システム部門の方への労い」として「ホッと一息ついてほしい」という思いを伝える取り組みを実施されています。
社内メンバーに対する表彰の取り組みも素敵な内容ですが、社外向けの取り組みも心が温まる内容だったという印象です。

※本取り組みをご参考にされたい方は、システム管理者の会ポータルサイト「シス管アワード表彰(レノボ・ジャパン合同会社様①)」
システム管理者の会ポータルサイト「シス管アワード表彰(レノボ・ジャパン合同会社様②)」
をご覧ください。

写真:レノボ・ジャパン合同会社 杉木様

 

今回ご登壇頂きました3社様には弊会より賞状と記念盾、副賞としてカレーを100個贈呈させていただきます。

また、今回ご登壇頂けなかった株式会社オカムラ様、株式会社インフォテクノ朝日様にも、2024年度の当会の活動へのご賛同・尽力に感謝いたしまして、アワード表彰の受賞による賞状、記念盾、副賞を贈呈させていただきます。

システム管理者の会ポータルサイト「シス管アワード表彰(株式会社オカムラ様)」

システム管理者の会ポータルサイト「シス管アワード表彰(株式会社インフォテクノ朝日様)」

 

閉会の挨拶

第18回のシステム管理者感謝の日イベントは、システム管理者の会 推進委員 副代表である株式会社アークシステムの小出 誠 氏の挨拶にて終了しました。小出 副代表からは、システム管理者の会の主な活動内容の中で「システム管理者アワード」の応募案内と、今期の「認定講座」の開講日程についての説明がありました。

 

写真:株式会社アークシステム 小出 誠 副代表

 

 

最後に、事務局から皆様へ

第18回システム管理者感謝の日イベントにご参加いただき、誠にありがとうございました。今回も日経ホールでのリアル開催とオンライン配信によるハイブリッド開催となりました。

来年度も「システム管理者アワード」の年間表彰を予定しておりますので、ぜひともシステム管理者への感謝の活動や、取り組み内容を当会までご連絡ください。

認定講座は、既にオンライン形式で実施しておりますが、その他のイベントに関しても開催を計画中です。今後も、個人会員や賛同企業の皆さまのお役に立つ企画を考え、セミナーやイベントを開催していきます。引き続き、システム管理者の会の活動へのご参加をお待ちしております。
※本イベントの詳細プログラムや講演者の情報などは、システム管理者感謝の日イベント特設サイトをご覧ください。