第一生命情報システム株式会社では年に一度、大規模な開発プロジェクトの完遂だけでなく、システム・サービスの管理・運用の改善を通じて安心・安全・安定な稼働に寄与した社員を表彰する全社大会を開催しています。
今回は、ハイブリッドワーク(オフィスワークとテレワークを組み合わせたハイブリッドなスタイル)の中、2022年3月に開催された社内表彰式の様子を取材させていただきました。
組織紹介
第一生命情報システムは、第一生命グループのシステム・事務サービスにおいて、上流から下流まですべての工程を長年にわたって経験することで多様なスキルとノウハウを蓄積し、第一生命グループを支えています。
「一生涯のパートナー『ITとビジネスをつなぐ』」をMissionに、「デジタル・テクノロジー・デザイン等でお客さまが豊かな人生を送れる(Well-being:しあわせな状態である)ために、多様なパートナーと共創する」をVisionとしてかかげ、第一生命グループ内外のお客さまに寄り添い、さまざまな体験価値を提供しています。
システム管理者の会 アワード取材初 メタバースで表彰式を開催!
―活動実施の背景を教えてください
当社では年に1度、取組み成果が顕著であったチーム・個人をたたえています。成果や内容に応じ、「社長賞」・「優秀賞」・「奨励賞」を選定し、全社員が参加する全社大会で顕彰しています。
全社大会は、社員が参加し双方向のコミュニケーションをとりながら取組み成果を共有し、社員間で感謝の気持ちを伝えあう場としています。これにより全社員約1,800人が更なる活力を生み、多くの社員が刺激を受け、会社全体の新たな挑戦に繋がることを願っています。
―どのような活動ですか?
社内顕彰は各部長からの推薦をもとに、経営層と事務局にて各賞を選定しています。
各賞は「社内外への影響度」、「難易度」、「チャンレンジ度」等を加味し、総合的に判断します。
2021年度は中期経営計画の初年度だったこともあり、各賞に加え、各部の好事例を「私のチャレンジ」と題し、動画配信を行い、社員が「共感した」、「刺激を受けた」ものに投票を行い、「私のチャレンジアワード」を決定しました。
例年全社大会は部門を超えて仲間と集い、社員同士の繋がりを構築しながら取組み成果をたたえ合う場として会場に集まり開催してきましたが、コロナ禍の影響を受けて参集しての開催が難しくなり、開催形式を模索していました。実際に会うことはできないものの、つながりを感じてもらいたいという想いで、世界的に注目されているメタバースを活用し”オンライン&バーチャル”で開催しよう!ということになりました。
社員がそれぞれアバターに扮し、メタバースの世界に飛び込みました。
受賞者はアバターで社長と握手を交わし、参加者は拍手や手を振り、臨場感と共に一体感を味わいました。
表彰式後には、社員がコミュニケーションを取れる場を用意し、日常業務では接点のなくなった仲間とも、バーチャルで気軽に触れ合うことができとても新鮮だったようです。なかでも社内報をデジタル化し自由に閲覧できる「DLS歴史コーナー」では、懐かしい写真をみながら当時を思い出したと多くの反響がありました。また、内定者も参加し、入社前に会社の雰囲気を味わっていただくことができました。
今までの大会の魅力を維持しつつ、メタバースを活用した新たな形の全社大会を開催できたことは、社員のエンゲージメント向上につながったと評価しています。
―今後はどのような活動を計画されていますか?
業務の成果だけではなく、社員の仕事に対する姿勢や考え方を尊重し、たたえあうことで、相乗効果を生み出していきたいです。
今後も、時代の変化に適した企画に挑戦していきたいです。
―最後にメッセージをお願いします。
当社の最大の財産である“人財”を大切にしながら、社員がイキイキと働き、一人ひとりの能力を最大限に発揮できるよう、様々な施策を考えていきます。
今後も新しい取組みに積極的にチャレンジしていきます