AWS-SOA合格体験記

AWS-SOA合格体験記 第2回

概要

AWS Certified SysOps Administrator – Associate の合格体験記です。

また、読者の方で自分も受験体験/合格体験を公開したいという方がいらっしゃる場合ご連絡ください。全部書ければ可ですが、文章が書けない場合でもライターによるサポート有対応ができます。薄謝ありです。せっかくの唯一レアな受験体験をたくさんの人に共有しましょう。

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システム管理者の会 事務局
sysadmingrp@unirita.co.jp

目次
前回まで
試験ガイドから見たカテゴリとキーワード
試験問題と傾向と分析
サンプル問題から見る問題の形式
試験ラボの出題

前回まで

第1回では、SOA試験での位置づけ、2025年初頭時点でのAWS認定試験の種類、試験の傾向などを説明しました。今回は、試験ガイドなどから見た傾向と出題比率、サンプル問題などを「個人的な感覚で」ピックアップします。

 

試験ガイドから見たカテゴリとキーワード

AWS認定試験を受験する場合、毎回その試験の試験ガイドをしっかり見るように言われます。今回のSOA試験の試験ガイドは以下になります。
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sysops-associate/AWS-Certified-SysOps-Administrator-Associate_Exam-Guide.pdf

その中で重要な試験のカテゴリと出題比率は以下の表になります。


<SOA試験範囲>

上記の表のカテゴリ別の出題比率は、一番多い「第1分野 モニタリング、ロギング、および修復」で20%、一番少ない「第6分野 コストとパフォーマンスの最適化」で12%と正直あまり差はありません。まんべんなく学習するのがベターだと思われます。表に記載したkeywordは試験ガイド内から、より覚えた方が良いサービスなどを個人的にピックアップしています。特に「Route 53」は第2分野、第5分野でピックアップしていますので、覚えたほうがよいでしょう。

 

試験問題と傾向と分析

まず、全体的に基本的な知識を問う問題というよりは、「システム管理者として『効率的な』対処法は?」 とか「要件を満たすサービスは?」などの問いがほとんどです。そのため、丸暗記で対応するのは難しいです。
ということで、勉強法は
・AWSの各サービスに対応する特徴を暗記
・似たようなサービスにおける違いや差別化要素をリストアップ
をまず行う必要があります。
さらに「効率的な」=「最も手数が最小で済む」方法を選択することも大事です。対処法は複数あっても、一番「効率が良い」オペレーションを選べるように、しっかり学習しましょう。

 

サンプル問題から見る問題の形式

AWSのサイトには、SOA試験のサンプル問題もありますが、その中の1問を以下に提示します

https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sysops-associate/AWS-Certified-SysOps-Administrator-Associate_Sample-Questions.pdf

3) ある企業において、AWS Lambda 関数がこの企業のアカウントの VPC 内のリソースにアクセスできるようにする必要があります。また、この Lambda 関数は、インターネット経由でのみアクセス可能なサードパーティ製 API にアクセスする必要があります。
これらの要件を満たすには、どうすればよいですか。
A. Elastic IP アドレスを Lambda 関数にアタッチする。VPC のインターネットゲートウェイへのルートを構成する。
B. Lambda 関数を、VPC の仮想プライベートゲートウェイへのルートを持つプライベートサブネットに接続する。
C. Lambda 関数を、VPC のインターネットゲートウェイへのルートを持つパブリックサブネットに接続する。
D. Lambda 関数を、VPC のパブリックサブネット内の NAT ゲートウェイへのルートを持つプライベートサブネットに接続する。

ある企業において、「XXXというシチュエーション」で「XXXする」ための方法は何かという形式です。文章もやや長いし、設定を理解した上でどのようなサービスを提供すればよいか、設定すればよいかを考える必要があります。同様なサンプル問題を数多く経験することが合格のための道標となります。

 

試験ラボの出題

SOA試験にはには試験ラボという出題がありましたが、「2023年3月28 日以降、追って通知するまで、AWS Certified SysOps Administrator – Associate 試験で試験ラボの出題がなくなります」としています。いつまでの措置かわかりませんが、早めに受験することをお勧めします。
参考までに、試験ラボを説明しますと、試験ラボはある意味「実技試験」のようなものです。試験ガイドには「提供された AWS アカウントの AWS マネジメントコンソールまたは AWS CLI で、特定のシナリオに必要なタスクを完了します。」とあります。シナリオに沿って、コンソールから適切な処理を行うものになります。
今は休止中ですが、もしかしたら、この手の出題が「上級」「専門」では今後主流になる可能性もあります。

また、試験ラボ対策としては以下の「AWS Builder Labs」などに登録してAWS マネジメントコンソールに慣れるのも手です。
https://aws.amazon.com/jp/training/digital/aws-builder-labs/

 

続く

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