システム管理者のためのBookCafe

Vol.89 40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか？

目次
内容紹介
Shohe’s Review

今回のBookCafeでご紹介する本はAmazonで何か仕事のためになる本は無いか
探していた時に見つけた一冊です。

本書はAmazonKindleストアにてコンサルティング/マーケティング部門でベストセラー1位を取っており、非常に評価が高かったため読んでみようと手に取りました。

概要を見てみると、普通の書籍とは違い出版社を通さず、Amazon kindleにて個人出版している電子書籍でした。
個人でも本を出せる時代になったのだと驚きましたが、どんな内容なのかさらに興味が湧きました。

 

内容紹介

 

40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方


寺澤伸洋 著

 

僕は40歳の時にGAFAのうちの１社にシニアマネージャー(部長)として転職をしました。
この会社の中で求められるものはロジカルさ、論理力、分析力、行動力、人を動かす力などのハイレベルなスキルセットでした。これらのスキルは前職に17年在籍していた間に学び、身に着けたことが非常に大きかったのですが、その17年間の中で最も僕が成長したのは20代半ばから30代前半に経営企画本部、特にそこの本部長だったNさんに直接教えをいただいていた時だったのです。

今振り返っても、この20代にNさんから学んだ考え方は40歳を過ぎても全く色褪せずに使える素晴らしいものです。
本書が皆様の考え方、視点を変える一助になれば幸いです。

（AmazonWEBサイト　紹介文抜粋）

 

Shohe’s Review

日々業務に終われていたり、長く同じ会社にいたりすればするほど、仕事の仕方や考え方など凝り固まり視野が狭くなってしまう傾向にあると感じています。
そんな時にビジネス本を読んで、いろいろな方の考え方に触れるようにしています。

本書は、考えるとは何か?、人に物事をうまく伝えるにはどうすれば良いか?、良い会議の進め方は?、
など仕事をしていく上で必要なスキルについて非常になじみのある例を元に対話形式で解説してくれています。

既に日々の業務で実践している事もあれば、考えもしていなかった事もあり、非常に新鮮でした。

私が印象に残っている内容を1つ紹介したいと思います。

それは、「考えるとは何か」ということです。
新しい商品を企画したり、販売戦略を練ったりと業務の中で何かを考える事はごく当たり前に行っていますが、良い案が思い浮かばなかったり、見当外れのアイディアしか出てこなかったりするケースはよくありますよね。

本書では、考えるための方法を分かりやすく解説しています。
例えば、多く出てきたキーワードは「要素分解」という言葉です。
簡単に言うと、一連の作業の流れを細かく手順ごとに分解していくことです。

「美味しいカレーを作る」というテーマに対しては①具材を切る②煮る③盛る④食べる
といったように分解してそれぞれについて考える感じです。
もう少し範囲を広げると、「美味しいカレーを提供する対象は誰か」「材料は何にするか」「提供方法」という感じで美味しいカレーを作るためのアイディアを出していきます。

また、美味しいカレーの作り方は?と聞かれるとどうしても自分目線で考えてしまい、ありきたりなアイディアしか生まれないケースが多いです。
例えば、美味しいカレーを作るために違う料理の調理方法からヒントを得たり、サッカー選手が野球選手のトレーニング方法からアイディアを思いついたりと、視野や視点をいろいろな角度から考える事でさらに考える幅が広がります。

本書では上記のように考える事や伝え方、話をまとめる方法など、仕事をしていく上で必ず必要になるスキルについて、上達するポイントを分かりやすく解説しています。
GAFGの部長までなった方の仕事の進め方なので、どの会社でも通用する内容だと思います。

最後に、この本を読んで現在の自分の仕事の進め方は正しく効率的なのか、足りない部分は何なのかを知ることができました。
明日からでもすぐに実践できる内容がほとんどなので、すぐに試してみようと思います。

自分の仕事の仕方に向き合え、正しい仕事の進め方を教えてくれる一冊です。
ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

この本を読んだことがある方、読まれた方のご感想もお待ちしております！（⇒ぜひ、コメント欄にコメントをお寄せください☆）

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