システム管理者のためのBookCafe

Vol.112 コンサル1年目が学ぶこと

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
Eiji’s Review
本書について私自身は存在すら知らず、紹介され、読んでみたところ学びが多く面白かったのでご紹介いたします。
コンサルというものは費用が高いという話は聞きますが、では自分との差は?なんていうことは考えたこともなく、実際に本書を読んでいくとコンサルに限った話ではなく会社員全員に当てはまること。
そして、20年以上会社員として働いていますが、読んでいくと私自身、気づきが多かったので、皆様にも参考になれば幸いです。

 

内容紹介

 

コンサル1年目が学ぶこと

大石 哲之(おおいし てつゆき)(著)
 
 
新人からベテランまで今日から使える、外資系コンサル出身者が必ず身に付けているベーシックスキルを30個に厳選!

 

本書は、コンサルタンティング会社に勤める人のためだけの本ではありません。
職業・業界を問わず、 15年後にも役立つ普遍的なスキルを、社会人一年目で学んだときの基礎的なレベルから理解するための本です。

 

では、なぜ「コンサル一年目が学ぶこと」というタイトルにしたのか。
外資系のコンサルティング会社の出身者には、業界や職種を問わず、さまざまな場所で活躍する人が多くいます。
ということは、彼ら、彼女らが、コンサルタント時代に学んだことのなかに、業界、職種を問わず、ひろく活躍できる、普遍的な仕事力が含まれていたという仮説が成り立ちます。

 

本書では、わたし自身の経験に加え、各界で活躍する元コンサルタントの方に取材し、その仕事術のうち今日から使えるスキルを、30個に厳選しました。

 

Eiji’s Review

本書は、会社員として日常業務で使えるスキルが書いてあります。
この手の本はどこから読んでも良いとは思いますが、まずはじめから。

冒頭の第1章の「結論から話す」。研修などでよく言われますよね、私自身、出来ていない時など言い訳から説明してしまうことがありまして、改めて結論から端的に話すというのを意識して実施しています。
この第1章で気づかされ、いっきに最後まで読むことができました。

第2章は、「論理的(数字とロジック)優先する」。これが出来ていない。だからトレーニングと同じで出てきた数値からの仮説を立て行動するというのを継続するしかない。仮説の時に、わかる言葉で書くというのも自分の作成した資料などを見直すとダメだなぁと気づかされました。

第3章は、「議事録書きについて」、決定事項、確認事項、次に誰が行動するのか。が、重要で発言の記録だらけのものは議事録ではなく議事録の下書き。これは社内会議だけでなく、商談時の議事録なども同じですね。この手の議事録、皆様もみたことありませんか?もし、見たらフィードバックしてあげましょう。
「資料作成のスピードアップは、ショートカットキーを使い、マウスを使わない。」これは、今からでも少しずつ覚えるしかないですね。私自身も少しずつ始めています。
小ワザも記載されています。例えば、エクセルで「セルの結合は使わない。」コピーや修正するのが大変になるので。
私は、資料作成が苦手です。多分、第2章の論理的な思考が弱い。ですので、本書に記載されているアウトプットドリブンは、読んで書いてあることは理解できますが、実務になると空パックが出てこない。
便利な世の中になってきたので、日ごろから読書やWeb検索や動画などで情報収集する癖をつけてないと空パックすら作成できない人です。

第4章では、「時間はお金」と認識する。時間は無限ではないというのは誰もが知っていることですが、昔、上司に1時間の単価はいくらか?考えたことありますかと聞かれたのを思い出しました。
1日は、86,400秒です。仮に1秒1円と考えると、毎日、平等に86,400円を手にしていて使い方はその人次第(三分の一は睡眠ですが)。
仕事だけでなく、家族との時間も計算すると年齢にもよりますが、思っているより短いです。時間を有効に使うのも1つのスキルだと思います。
最終的には、時間とは何か?ということを考えてしまいました。皆様は、時間をどのように捉え考えていますか。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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