今回からスタートする新コーナー「運用パーソン登場!!」 第1回は、AGS株式会社のベテランコンビ増田聡氏と松崎晃一氏に登場していただきます。
入社以来、20年以上の間、多くの期間でコンビを組んで業務に励まれたお二人の「運用パーソン」ぶりをご紹介いたします。
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AGS株式会社は、平成16年7月1日に、あさひ銀総合システム株式会社から現社名に社名変更し、第二の創業期として新たにスタートされ、経営環境が急速に変化しお客様のニーズが多様化していく中で、ビジネスの基本姿勢として「お客様の信頼と満足度を高めること」をさらに推し進められています。
同社は、金融・公共・民間企業の各領域でシステムコンサルティングからアウトソーシングまで幅広く情報システムサービスを提供されています。銀行系業務や地方自治体業務などに圧倒的な強みをもち、情報セキュリティ、品質管理にも万全な体制を整え、昨今の個人情報保護対策を先取りする形で早くからプライバシーマークの認定を受け、ISO/IEC27001:2005やISO9001:2000の認証取得はもちろんのこと、ソフトウエア開発の能力成熟度モデルであるCMMI レベル3も達成されています。
また、同社が得意とする「ソフトウエア開発と運用が一体となった柔軟でスピーディなワンストップサービス」の高度化に常に取り組み、埼玉県内屈指の本格的なインターネットデータセンター(さいたまiDC)を開設し、信頼性の高いワンストップITソリューションを提供されています。
そうした環境で、お仕事をされているシステム運用部の増田聡氏と松崎晃一氏にお話を伺いました。
(インタビュー担当:シスドックアドバイザー佐藤陽一)
- 佐藤
- ベテランのお二人ですが、IT業務歴、その中でも運用業務歴をお聞かせください。
- 増田氏
- 私は学校を卒業後、この会社の前身の会社に入社して、今年で24年になります。その間5年ほど法人営業で教育産業やメデイア関連の会社向けの営業を経験しましたが、あとは、運用部門での業務がほとんどです。
システム運用部 松崎晃一氏 増田聡氏 |
- 松崎氏
- 私も入社21年目で、運用部門一筋です。増田が営業を担当していた期間以外はほとんど一緒に仕事をしています。
- 佐藤
- ベテランコンビですね。その間に担当された業務で大きなものは何ですか。
- 増田氏
- 運用プロダクトを使った業務カイゼンや移行を多く担当しました。大きなイベントとしては、10年前に実施した、BSPさんのA-AUTO、A-SPOOLを利用した業務移行です。それまでの自社運用のスタイルから大きな業務変革を実施し、移行は大変でしたが後から考えると充実した仕事だったと思います。
- 松崎氏
- その後も他社製の磁気テープ運用管理プロダクトをBSPさんのものに変更したり、入力管理システムであるA-DataDriftへの移行を実施したりと、BSPさんとのお付き合いは長いですね。
- 佐藤
- 私もその時代からのお付き合いですね。A-AUTOへの移行は完璧に終わっていますか。
- 増田氏
- 残作業もあり、最終的な整理は今年5月に終わっています。私と松崎は結構一緒に仕事をやる機会が多いですね。社内でも貴重な存在なのかもしれませんね。
- 佐藤
- お二人も本年は「シスドック」活動に取り組んでいるとお聞きしていますが。
- 増田氏
- はい。ワーキンググループで障害の削減をテーマに5月から9月まで活動を実施しました。件数的な細かい数字は言いにくいのですが、JCLチェックツールを導入してシミュレーションを事前にやるようにしたり、ワークのスペース不足を解消するために管理ツールの設定変更をしました。それから、SMFの分析などをすることで予防保守を行うようなカイゼンも実施しましたね。
- 松崎氏
- 結構成果がでましたので下期は個人の業務課題としてさらに削減ができるように活動していきます。
- 佐藤
- 「シスドック」活動は継続が大事ですので、今後もよろしくお願いします。
さて、話は変わりますが、仕事を行う際のスタンスとか考え方を教えていただけますか。
- 増田氏
- 過去に色々あった経験からいいますと、「出来ない」とは絶対に言わないことです。難しい場面にあたった場合は、「どうやってやろうか」を考えるようにしています。
- 佐藤
- 頼もしい発言ですね。松崎さんはいかがでしょうか。
- 松崎氏
- 私は「来るものはこばまない」ですね。
- 増田氏
- おいおいそんなこと言って大丈夫??
- 松崎氏
- 大丈夫です。私に出来る範囲でがんばります(笑)
- 佐藤
- IT部門は、モチベーションの維持やアップが難しい部門だというお話をよく聞きますが、お二人はどのようにされていますか。
- 増田氏
- 私はいやなことは切替を早くして、フラットな気持ちで毎朝を迎えることですね。いやなことをずっと引きずっていてもしょうがないですから。あとは家族ですね。12歳と8歳の私によく似た娘がいますが、彼女たちの笑顔には癒されますね。
あと、高校生の息子が近頃よく勉強するようになりまして、私も刺激されて仕事にかかわる本(分析手法)を読むように心がけています。
- 松崎氏
- 仕事でも遊びでも新しいことに取り組むことが好きなので、社内の新規プロジェクトに参加するケースが多いですね。新しいことは楽しいですよ。遊びの点でも趣味を沢山持つようにしていつも新しいことが考えられる状況を作っています。
- 佐藤
- 本当にお二人とも前向きでいらっしゃいますね。ところで、尊敬する先輩とか上司とかはいらっしゃいますか。
- 松崎氏
- 私はよいしょするわけではありませんが、やっぱり、隣にすわっている増田ですね。仕事に対するものの考え方、前向きなものの見方など、参考になることが多いです。私生活でも少子化社会とは違い、二人とも子供は三人います。月に一回は飲みにいって色々と話をしています。
- 増田氏
- なんか松崎にいわれると変な感じですね。
私は、営業時代にお世話になった教育産業のシステム部長さんですね。仕事に対する厳しい姿勢やお客さまの視点に立ったサービスの重要性を教えていただき、今の仕事にも活かされていると思います。
- 佐藤
- 最後にご自身のこれからの抱負みたいなものがありましたら、お聞かせください。
- 増田氏
- 「システム運用の大切さ」を社内でわかってもらえるような仕事をしていきたいと思います。
また、現状ではあまりできていないのですが、運用の人達が直接お客さまとお話をする体制をつくって、先ほどの話ではありませんが、お客さまの視点に立ったものの考え方ができるようになれたらと思います。
- 松崎氏
- 私のもつノウハウや技術を若い人にもっともっと提供して、第二の私を作っていければと思います。
- 佐藤
- 本日は、どうもありがとうございました。
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