人気コーナー「運用パーソン登場!!」 第7回は、スバルシステムサービス株式会社の倉本毅氏です。
オペレータチームの兄貴分的存在で、若手からの良い相談相手になっており、また、ITシステム運用業務の改善業務を一手に担っており、日々業務カイゼンに邁進されている姿をご紹介いたします。
(インタビュー担当:シスドックアドバイザー 小池 拓)
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スバルシステムサービス株式会社は、平成5年4月、スバルをはじめとする輸送用機器の製造・販売を手掛ける富士重工業株式会社から情報システム部門が分離独立して設立されました。技術進歩の著しい情報・通信サービス業界のなか、同社は、30数年にわたって培ってきた技術を基盤にクライアントサーバーシステム、ネットワークシステム、総合パッケージ等の新技術を活用し、東京・埼玉・群馬に広がる拠点をベースに、富士重工をはじめとするユーザに迅速なサービスを提供しています。
企業の生産性、効率性を高めるためには、経営のあらゆる面での情報システム化がますます重視されていくなかで、最新のシステム開発技術を持つ同社は、様々な業務分野での豊富な経験を活かし、販売・生産・物流などあらゆる分野におけるシステム開発受託から、機器販売、システムインテグレーション、コンサルテーション、そしてOAサポートまでと幅広いサービスメニューでユーザニーズに応えています。その証のひとつとして現在30,000本ものシステムが稼動中という実績が、同社における企画力、開発力の高さを物語っています。
今回は、そのスバルシステムサービス株式会社のビジネス環境を支える、運用・保守部門でお仕事をされている倉本毅氏にお話を伺いました。
小池
- よろしくお願いします。
まず、IT業務歴、その中でも運用業務歴をお聞かせください。
- 倉本氏
- 入社して10年です。オペレータ、ジョブスケジュール管理業務を経て、今の電算2課でITシステム運用の環境整備業務や運用カイゼン業務を実施しています。
電算部 電算2課 倉本毅氏 |
- 小池
- ずっと運用部門でお仕事されてるのですね。
- 倉本氏
- はい。運用一筋10年です(笑)。
運用部門の担当者としてシステム構築プロジェクトにも参画はしていますが、実際にプログラム開発をしたことはないです。
- 小池
- なるほど、 では現在は主にどのような業務を担当されてらっしゃるのですか?
- 倉本氏
- サーバー統合等の基盤環境の改善が進んでいるので、それに合わせて運用管理の仕組みを再構築しています。 現在は、プラットフォーム毎にオペレーションや監視の仕方が違っていて運用そのものがとても複雑です。
なるべく運用管理業務をシンプルにしたいと思っています。
- 小池
- 『ITシステム運用の環境構築/整備、運用改善業務』とおっしゃいましたが、倉本さんが考える、”カイゼン”すべきテーマを教えていただけますか。
- 倉本氏
- 私たちは、富士重工株式会社のITシステム運用を一手に引き受けているので、富士重工株式会社の業務部門がエンドユーザーです。
この、エンドユーザーへのサービスレベルの向上が大きなテーマになります。現在は、業務分野毎にチェックポイントを設けて、 我々システム部門のメンバ全員が同じ品質のサービスを提供できるようにするための仕組み作りをしています。
- 小池
- 大変なお仕事に従事されていますね。そういったお仕事を行う際の、ご自身の考え方やスタンスを教えていただけますか。
- 倉本氏
- ITシステム運用に携わっていると、事業の営みのからくりである業務の流れの全てを見ることができるんです。 ですから、業務全体を知る立場として、システムありきではなく、業務に踏み込んだカイゼンを目指していきたいと思っています。
当たり前のことですが、日頃エンドユーザーなどからから相談されたことにはきちんと回答することが、その第一歩と思っています。 良好な関係をつくらないと、エンドユーザーの業務そのものに対するアドバイスや改善の支援なんてできませんからね。
- 小池
- なるほど、それはすばらしいですね。
最後に倉本さんのこれからの抱負みたいなものがありましたら、お聞かせください。
- 倉本氏
- 先ほどと重複しますが、メンバを巻き込んで、メンバ全員で同じ品質のサービス提供が行えるよう「業務視点」と「シンプルな運用管理業務」に重きを置いたカイゼンに取り組みたいと思います。
そのために、プロジェクトリーダー的な役割やマネジメントの勉強をしていきたいと思います。
- 小池
- たくさんのことに興味をもたれているのですね。目標に向かってぜひ、頑張ってください。
本日は、どうもありがとうございました。
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