システム管理者の会では11月30日(水)に「第1回 IT女子座談会」を開催しました。
「IT女子座談会」は、「ITに携わる女性」にフォーカスをして、登壇者同士で赤裸々にトークしていただく座談会です。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のIT人材白書によると、
2019年度の調査で国内IT企業の約1,000社のうち9割以上が人材不足と回答しました。
顧客となる事業会社もDX推進でIT人材を求めているため、
スキルを身に付けたIT女性が活躍する余地は大きいです。
異業種からの転職だけでなく、社内でIT分野への転身を目指す女性もいるため、
「ITに携わる女性」にフォーカスをして、
登壇者同士で胸のうちを赤裸々に語り合う内容となっています。
座談会開催前のご案内
・視聴のあたりの諸ご案内事項について
・「システム管理者の会」について
Web配信による座談会のため、ご参加ご視聴をしていただくにあたり、ご案内をさせて頂きました。
また、主催である「システム管理者の会」の概要および、活動についてのご案内をさせて頂きました。
※「システム管理者の会」についてはこちらをご参照ください。
座談会開催
・トークテーマ①:登壇者、自己紹介
モデレータ:株式会社山櫻 笠原 祥子 様
ご登壇者 :NTTコムウェア株式会社 稲垣 麻美 様
ご登壇者 :株式会社アークシステム 前田 佳織 様
座談会の本編として、モデレータおよびご登壇者の合計3名様のプロフィールおよび仕事、プライベートなお取り組みをお聞かせいただきました。
動画は下記となります
・トークテーマ②:リモートワークが普及して、メリット・デメリットは??
【メリット】
仕事の幅を広げることができています。今までは、日にち単位で仕事を調整していたが、リモートワークになり、時間単位で調整することが容易になったと感じています。
「打ち合わせ」に関して、オフィス内の移動なども以前はあったが、今はさまざまなロケーションからの参加ということも可能になったことはメリットと感じています。
在宅勤務が9割になった。通勤にかかる時間を他の時間に充てることができるということは大きなメリットと感じています。
「スーパーフレックス・フルフレックス」ということで、勤怠について自由度がかなり高く、柔軟に仕事の組み立てができるという企業もあり、うまく制度を活用しています。また子育て家庭だけでなく、全社員が制度を利用できるようになっています。
【デメリット】
対面で打ち合わせをするということや、フロア内の様子を見る機会が減ったために、入社して間もない社員や若手メンバーに対して、どのように支えていくか、フォローアップしていくかは日々、試行錯誤しています。
コミュニケーションツールとしては、コメントチャットが中心になってきており、積極的に連絡をするメンバーだけではないので、どのタイミングで声をかけるべきかということは気にする機会が増えたと思います。
社会人関係がある程度できている、自主性がある人は問題ないが、「自分から情報を取りにいく」という姿勢を身に着けていただくように促したり、
対面での打ち合わせ機会を今後は設けたりしなくてはいけないと感じています。
・トークテーマ③:ワーク・ライフ・バランス、どう実現する??
リモートワークの影響で、時間単位で、仕事もプライベートの用事も組み込みやすくなったと感じています。
夫婦の作業分担方法やメンタル的な面、女性だけでなく、男性の方も、本音を聞き、役に立ったのではないかと思いました。
例えば、学校のPTAなどで数時間対応したい場合、以前は仕事を休まなければいけなかったが、
今では仕事を一時中断することで対応することも可能になり、学校行事の参画や、
同じPTAメンバーの方々、携わる教員の方々といったコミュニケーションの範囲が広がったと感じています。
IT関係に勤めていることもあり、プライベートな付き合いでは、システム関係の対応、例えばoffice製品の対応で頼られることがしばしばあります(笑)。
仕事のオンオフの切り替えはどのように行っているか、という点では、夕方に家の用事(晩御飯を作る等)をすることが、ある意味で切り替えのスイッチになっていると思います。大雑把に言うと、子供と話しているタイミングは「オフ」で、それ以外は「オン」のイメージになっています。
・トークテーマ④:サステナブルな潮流の中でポジティブアクション(女性管理職比率〇〇%とか)っていうけど、
実際のところ女性たちにとってはどうよ
管理職、マネジメントをする立場にいるが、「キャリア形成」に関しては、登壇者自身も興味深い内容です。
女性の場合は、男性と比べ、「育休・子育て」の兼ね合いで「子供」と一緒に過ごす時間が多くなりやすいと感じています。
仕事に向き合う時間については、「育休・子育て」前後で異なると考えており、仕事に没頭する場合もあるが、「育休・子育て」がある程度落ち着いてくると、今までやってこなかったことにも挑戦してみようという意欲が湧いてくることもあると思います。
10年刻みで「キャリア」については考えるという方も多いと思うが、50歳くらいになるとより明確に「自分のキャリア・今後にやりたいこと」が見えてくるので、節目で考えてみるとよいと思います。「出産」を迎えると、「キャリア」が一旦終了したように見える気がしているが、
そのようにとらえられないように、企業としても工夫することが必要だと感じます。
若手のメンバーに向けて、「出産」等を経ると、「ペースダウン」を余儀なくされることは多いと思います。
また周囲に迷惑をかけるということもあるとは思いますが、当事者も周囲のメンバーも気持ちや意見を打ち明けて、仕事をリスタートするといった環境づくりが重要だと感じています。女性管理職になる機会で心配されている女性の悩みなど、非常に参考になりました。
動画は下記となります
質疑応答
下記の4点についてコメントをいただきました。動画が前編、後編と分かれています。
事前アンケートにて頂戴した「育休後のキャリア」に関するご質問だけでなく、当日は、「パートナーシップ・夫婦間の付き合い方」や、「やっておいてよかったこと、やっておけばよかったこと」といったご質問もありましたが、ご登壇の御三方から各々、独自の回答をしていただきました。
【質疑応答①前編】
Q1)育休後のキャリアについて
Q2)パートナーシップについて
動画は下記となります
※編集を行い、ご参加者のお名前を非表示にしております。
【質疑応答②後編】
Q3)やっておいて良かったことや、やっておけばよかったことについて
Q4)ご自身の今後の抱負について
動画は下記となります
座談会終了前のご案内
・アンケートご案内
・「システム管理者の会」からのご案内
座談会のクロージングということで、アンケートをご案内しました。「システム管理者の会」からは、「認定講座」と「システム管理者アワード」に関してご案内をさせて頂きました。
「認定講座」についてはこちらをご参照ください。
「システム管理者アワード」についてはこちらをご参照ください。