開催報告

第2回 IT女子座談会 開催報告

システム管理者の会では2月22日(水)に「第2回 IT女子座談会」を開催しました。

「IT女子座談会」は、「ITに携わる女性」にフォーカスをして、登壇者同士で赤裸々にトークしていただく座談会です。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のIT人材白書によると、
2019年度の調査で国内IT企業の約1,000社のうち9割以上が人材不足と回答しました。
顧客となる事業会社もDX推進でIT人材を求めているため、
スキルを身に付けたIT女性が活躍する余地は大きいです。

異業種からの転職だけでなく、社内でIT分野への転身を目指す女性もいるため、
「ITに携わる女性」にフォーカスをして、
登壇者同士で胸のうちを赤裸々に語り合う内容となっています。

目次
座談会開催前のご案内
座談会開催
質疑応答
座談会終了前のご案内

座談会開催前のご案内

・視聴のあたりの諸ご案内事項について

・「システム管理者の会」について

 Web配信による座談会のため、ご参加ご視聴をしていただくにあたり、
ご案内をさせて頂きました。
 また、主催である「システム管理者の会」の概要および、
活動についてのご案内をさせて頂きました。

 

座談会開催

・トークテーマ①:登壇者、自己紹介

 モデレータ:株式会社山櫻 笠原 祥子 様

 ご登壇者 :株式会社クエスト 関口 みさき 様

 ご登壇者 :株式会社ユニリタ 宇部 希代美 様

座談会の本編として、モデレータおよびご登壇者の合計3名様のプロフィールおよび
仕事、プライベートなお取り組みをお聞かせいただきました。

動画は下記となります

 


・トークテーマ②:在宅勤務での工夫、困っていること

【メリット】

 通勤時間がないメリットを活かして、早めに仕事を着手。中でもメールチェックやコラムはじめとするWebページの確認などを行って、実際の始業開始時刻以降は打ち合わせなどを中心に行うといったスケジュール管理は、工夫できていることが多いです。
 仕事が立て込んでいると定時内で終わらせることが難しい時もあり、事前にご飯作って起き夕食時には温め直してから子供達へ配膳するといったこともしています。

 在宅勤務でもリアルの時のようにできるだけ人とのコミュニケーションをとるように心がけており、TeamやMeetといったWebシステムでの対応、或いはSlackを用いての対応といったことで周囲の方々との意思疎通がしやすいようにしています。なるべくマイクはオンの状態にして、相手に聞こえやすいように相槌を打つといった工夫もしています。

 

【デメリット】

 在宅で仕事をするということでは、リビングがメインになりますが、たまに自室で作業をすることもあり、子供或いは旦那様との兼ね合いでスペース調整が発生することが、困りの種になることも、しばしばあります。
 また出社していた時にはあまり感じていなかった「首や肩」の不調ということが現れ始めているため、仕事用のデスクやチェアーを購入して改善を図っています。


・トークテーマ③:周囲の方々との「接し方、コミュニケーション」について

 在宅勤務での工夫と同様になりますが、できるだけリアルの時のようにコミュニケーションをとるようにしています。また、電話や音声のみのWeb会議ということもあるため、言い方やニュアンスについては気を付けるようにしています。
 月1~2位出社しています。出社した際には営業部だけにいるのではなく、別のフロアーにも顔を出し、例えば総務関連でお世話になっている方のところへ行ってお礼を兼ねてお話に行ったり、業務で関わっている方がいらした場合は直近のお話や今後のお話をしたりとコミュニケーションを図っています


・トークテーマ④:仕事をする上で大切にしていること ~「ウェルビーイング(well-being)」な働きとは~

【関口様】
「人と人との繋がり・関係性・信頼性を大事にする」ということを大切にしています。
チーム、部内メンバーとの関係性を大事にすることはもちろんのこと、役職、立場など関係なく、自分ができる事は率先してやる。また、褒める、フォローは素早くするといったことを心掛けています。
株式会社クエストの掲げている「Quest Vision2030」。その中に「働きがいにあふれる職場」の実現を掲げています。コロナ禍の影響により、2020年度からテレワークを中心としたワークスタイルを推進しています。子育て、介護といったことも考慮しながら働ける環境が整い始めているので、全社で取り組んでいます。

【宇部様】
「ゴールはなんなのかというのを意識」ということを大切にしています。
レスポンスは早く、優先順位はつけつつも何事も早めに処理する。自分がボトルネックにならない。また最初からできない理由を探さない「でも」「いや」からは入らない。といったことをモットーにしています。
 仕事に対する価値観・重要視していることについていえば、年齢と共に変化しているのはとても感じており、入社して間もないときは「1位になりたい、自分が評価される成績を残したい」といった負けず嫌いの要素が強かったと思いますが、3年5年、或いは産休育休後と歳を経ると、個人ではなく、チームやグループ、といったメンバーでの活動を意識するようになり、今では「今後も一緒に仕事がしたいと感じてもらう仕事の仕方」とは何か、ということを考え、試行錯誤しながら働いています。

他には、以下のようなことにも気を付けています。
・何事にも年齢は関係なく、勉強になったと感じたら感謝、自分が間違ったら謝罪。
・自分の固定概念に固執せず、常に吸収できる姿勢でいたい…etc


・トークテーマ⑤:ITに携わる中での「キャリア」や「キャリアパス」とは?

【関口様】
 自身がいる環境(企業)や携わる職種によって、キャリアやその先のビジョンも個人差が出てくるとは思います。少なくとも私のこれまでの“キャリア”では、テクノロジーやエンジニアを通じた専門領域からは離れており、人の温かみやコミュニケーションが大事となってくる、組織に付随する印象が大きいと感じます。
 “キャリアパス”について、マネージャーになるが大前提でお話しすると、マネージャーになりより広い責任のもとで自分の力を試していきたい、高い目標へ挑戦してみたい、という思いはあります。
 モチベーションを保ち、やりがいを見い出せるか。それはやはり、自分を高めていくこと、ある意味、自分を追い込みながら、その成長過程を楽しみ、前に進んでいくことで、キャリアが形成されていくと思っています。

【宇部様】
自分的にいま納得しているところとしては、
・自分がどんな価値観で、その価値観にそって今の仕事に満足しているのか
・満足していないならどう行動を変えていくべきなの?何を経験すると自分の定めたゴールに近づくの?
というのをひとつずつクリアしていくことが「キャリアパス」になるのかなと思ってます。

価値観は人それぞれで、仕事に求めることが「やりがい」の人もいれば「給与という対価」「人間関係」「プライベートとの両立」などあると思いますが、求めていることを満たすために何をしていくべきなのかが見えてくるのかなと思います。
新入社員の時はそんなことも考えていないというよりは、何を目指しているのかもわからなかったので何事も経験。まずはやってみる、自分なりにやりきってみて判断する。
その積み重ねが今のキャリアにつながったし、自分の目指したいゴールも見えてきたように感じます。
※モデレータからご登壇のお二方へのご質問「スキルや経験を活かして、『チャレンジしてみたいこと』はなにか」に関しては、是非動画をご視聴下さい。

 

動画は下記となります

 

 

質疑応答

 「気になっている最新のITトレンド、ITキーワード」はなにか。というご質問を賜りました。
 お二方ともに、「ChatGPT(チャットGPT)」を第一にイメージされました。自然な文章を生成する人工知能(AI)のことであり、人間が作成するような文章を、いくつかのキーワードをベースに作文するというものであり、非常に有効であるとともに、育児のことを考えると子供には教えられない(笑)といった率直なご意見を頂きました。
 また、「カスタマーサクセス」というものも昨今では耳にする機会が増えたことも取り上げられ、「各社の考える『カスタマーサクセス』とは?」といったことの定義や新サービスが続々と登場する兆しがあるのではないかとも感じました。

【質疑応答】

「気になっている最新のITトレンド、ITキーワード」は?

動画は下記となります

 

 

座談会終了前のご案内

・アンケートご案内 

・「システム管理者の会」からのご案内

 座談会のクロージングということで、アンケートをご案内しました。「システム管理者の会」からは、「認定講座」と「システム管理者アワード」に関してご案内をさせて頂きました。

「認定講座」についてはこちらをご参照ください。

「システム管理者アワード」についてはこちらをご参照ください。