開催報告

2月21日開催オフラインイベント「ITサービスマネージャーとしてのスキルアップ術 資格って仕事にどう活かす?」

 

システム管理者の会では、2月21日(金)に、
オフラインイベント「ITサービスマネージャーとしてのスキルアップ術 資格って仕事にどう活かす?」を開催いたしました。

「システム管理者の会」では、システム管理の方、ITサービスを提供する方、ITを学びたい方へさまざまな情報をお届けしています。

今回は、「ITサービスマネージャー」としてどう学ぶべきか?
勉強として資格が挙げられるが、資格といっても何が必要でどう仕事に活かすのか?や「ITサービスマネージャー」としてスキルアップするには?といった観点で、基調講演だけでなく、「システム管理者認定講座」の上級コースの合格者と講師を交えてのパネルディスカッション、参加者同士によるワークショップ、情報交換会などの参加型イベントとなっておりました。

 

目次
基調講演「ITサービスマネージャーとしてのスキルアップとは?」
登壇者のパネルディスカッション
参加者同士のワークショップ
イベント終了前のご案内と情報交換会

基調講演「ITサービスマネージャーとしてのスキルアップとは?」

「システム管理者の会」推進委員である株式会社ユニリタの藤原氏より基調講演

基調講演、パネルディスカッションの本編の動画に関しましては、下記URL先からご確認をお願いいたします。※「会員限定」となります。
https://www.sysadmingroup.jp/event_seminar/movie/

ITサービスマネージャーとしてスキルアップを目指すには、企業を取り巻く環境変化に対応し、サービス提供を通じて価値を共創する役割が求められます。

モノからコトという市場の変化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、ITサービスマネージャーは「守り」と「攻め」の両面からITを活用し、企業の競争力を高める存在となることが期待されています。

 

ポイント:
①ITサービスマネージャーに求められる役割

  • ITサービスマネージャーは、企業のDX推進とビジネス成長を支える役割を担います。
  • 業務効率化を実現する「守り」のITだけでなく、事業価値を高める「攻め」のIT活用を推進し、経営戦略とITをつなぐ存在として期待されています。


②ITサービスマネージャーに求められるスキル

  • 価値提供力: 顧客視点に基づき、ITサービスを高品質かつ適正コストで提供する能力
  • 全体最適の視点: 複数のシステム連携や外部要因への柔軟な対応力
  • コミュニケーション力: 顧客や関連部門と連携し、プレゼンテーションを通じて合意を形成する力
  • ITSMの4P: 人材(People)、プロセス(Process)、製品(Products)、パートナー(Partner)の領域を効果的に管理・運用する能力


③スキル習得の重要性

  • 人材の3要素(スキル、モラル/モチベーション、リーダーシップ)の中でも、スキルは学習を通じて最も確実に強化できる領域です。
  • ITサービスマネージャーに求められるスキル(価値提供力、全体最適、ITSMの4P)は、継続的な学習によって向上できます。


④学習効果を高める方法について

  • ラーニングピラミッドによると、知識の定着には「教えること」や「実践すること」が効果的です。
  • 資格取得は、知識のインプットとアウトプットを繰り返すことで、スキルを実践レベルに引き上げる役割を果たします。

 

⑤資格を取得するということ

  • 学び続けることで視野が広がり、リーダーシップやモチベーションの向上にもつながります。
  • 資格取得は自己成長を可視化し、社内外での信頼やキャリアアップを後押しします。

 

まとめ:
ITサービスマネージャーには、顧客視点で価値を提供し、DXを推進するスキルが求められます。自己学習や資格取得を通じて知識を深め、実務に活かすことが、成長とキャリア形成の鍵となります。

 

登壇者のパネルディスカッション

 登壇者、自己紹介

 モデレーター:株式会社ユニリタ 藤原 達哉 氏

 パネリスト:株式会社アークシステム 近藤 ひかる 様(認定講座 上級コース 合格者)

 パネリスト:株式会社ヴィンクス 須藤 和将 様(認定講座 上級コース 合格者)

 パネリスト:株式会社ユニリタ 長岸 厚司 氏(認定講座 上級コース 講師)

※以下、敬称略

 

以下の4つのトークテーマでパネリストの皆さまからご意見を頂戴しました。

学ぶことの必要性と業務への有効性といった話を皮切りに、如何に知識を習得し、そのエビデンスとして資格を取得するのか、また資格取得におけるモチベーションや時間の使い方の工夫といったことをお話しいただきました。
 

・トークテーマ①:「なぜ、学びは必要か業務への有効性、資格取得で得たものとは?」

・トークテーマ②:「資格取得に向けたモチベーション資格を取得する理由や仕事に役立つことはあったか」

・トークテーマ③:「システム管理者認定講座について受講のキッカケ、受講してみて良かった点や気付きなど」

・トークテーマ④:「今後、学びたいこと、目指すものについて」

パネルディスカッションのアーカイブ動画に関しましては、下記URL先からご確認をお願いいたします。※「会員限定」となります。パネルディスカッションのパートは、動画の30分以降からとなります。
https://www.sysadmingroup.jp/event_seminar/movie/

参加者同士のワークショップ

1チーム4名程度に分かれていただき、本イベントの基調講演、登壇者によるパネルディスカッションの内容を踏まえ、自身の考え方をアウトプットしていただいたり、同チームの方々と意見交換をしていただき、ワークショップという形でチーム単位でアウトプットしていただきました。

・基調講演、パネルディスカッションを受けての気づきや思ったこと

・個人でふだんどんな学びをしているか。資格取得の意義について

・今後のご自身が目指すあるべき姿について

グループ内で個人の意見をそれぞれ書き出し、その内容を共有し合っていただきました。「資格をどのように活かすのがよいか」ということについて、活発な意見交換を行いました。

40分間ということで、1つのテーマについて意見交換をされたり、複数の観点で意見出しをされたり様々なチームがありましたが、それぞれのチームには発表をしていただき、他のチームの意見も参考にしていただきました。


参加者からは、「講演の視聴」だけでなく、パネルディスカッション、ワークショップと様々な観点で良い刺激を受けたというご意見を多々いただきました。今回のようなオフラインでの開催は7-8年ぶりでしたが、参加者同士で意見交換する機会が設けられて良かったと感じています。

 

イベント終了前のご案内と情報交換会

・「システム管理者の会」からのご案内
 座談会のクロージングということで、下記の2点をご案内しました。
  ①7月16日開催予定「第19回システム管理者感謝の日イベント」
  ②「認定講座」※詳細はこちらをご参照ください。


・情報交換会(第2部)
 開会と乾杯の挨拶は、推進委員会の副代表である株式会社アークシステムの小出様から頂戴し、閉会の挨拶は、推進委員の国分グループ本社株式会社の安村様から頂戴しました。