概要
GS21シリーズの新モデルが3年ぶりに発表されました。これに先立ち、PRIMEQUESTの新しいXSPサポートについてもホームページ上でひっそりと公表されています。5月に開催される富士通フォーラム2009では新機種に関する紹介を期待していますが、今回の発表内容の本質を探り、考察を進めていきます。
1.1 GS21 1600と1400
1.2 PRIMEQUESTの最新情報
専用マシンでなく、普通のPRIMEQUEST 520A、540A、580A上で動作
CPU能力は520Xに比べ最大約4倍向上
540A、580Aのモデル4250以降は2コア
AVM/EXSが動作(最大4VM)
内蔵磁気ディスク装置搭載モデル向けのCタイプ動作機構の提供
運用性の向上(細部は未確認)
1.3 GSの移行先を考える
- GS21 1400の性能が向上したため考えられるケース。
- 中型機やPRIMEFORCEからはもちろん、大型機の下位モデルからの移行も十分に考えられます(但しXSPのみ)。
- 受け皿はPRIMEFORCE 4000しかありません。
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筆者紹介
株式会社アイビスインターナショナル 代表取締役
1963年生まれ。1985年富士通株式会社入社。1992年~2003年まで社内共通技術部門で国内外のメインフレームの性能コンサルティングを実施、担当したシステム数は1,000を超える。2000年からは大規模SIプロジェクトへの品質コンサルティング部門も立ち上げた。
2004年に株式会社アイビスインターナショナルを設立。富士通メインフレームの性能コンサルティングとIT統制コンサルティングを行っている。
技術情報はhttp://www.ibisinc.co.jp/で公開中。富士通やSI’erからのアクセスが多い。
当サイトには、同名シリーズ「富士通メインフレームの本質を見る~IT全般統制の考え方」を3回、「富士通メインフレームの本質を見る~バッチ処理の性能評価と改善事例から」を6回、「富士通メインフレームの本質を見る~CPUリプレースの考え方」を3回、「富士通メインフレームの本質を見る~性能改善の現場」を7回、「富士通メインフレームの本質を見る~2009年度の最新トッピックス」を3回、「富士通メインフレームの本質を見る~2008年度の最新トピックス」を2回にわたり掲載。
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